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【2025年11月前半】バイオマスプラスチックと生分解性樹脂の最新動向と、今後の日本企業の対応策

国内・海外ともに、2025年11月1日〜15日に発表されたものに絞って、各10件ピックアップし直しました(前回分も一次情報を取り直してアップデートしています)。

🇯🇵 国内ニュース(10件)

1.

  • 発表日: 2025年11月6日
  • ニュースタイトル: 「第5回サステナブル マテリアル展」開催案内―“ゴミにならない素材”が集結
  • 概要(100〜150文字):
     2025年11月12〜14日に幕張メッセで開催される「第5回サステナブル マテリアル展」。生分解性樹脂や植物由来ポリマー、リサイクル材など次世代素材が一堂に集結し、脱炭素・資源循環をテーマに商談・技術交流の場を提供する。プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES+1
  • 参照URL:
     🔵 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001840.000026157.html
  • ノーブルテクノラボの視点コメント(20〜30文字):
     国内の新素材動向把握に必須展示会。

2.


3.

  • 発表日: 2025年11月14日(研究成果公開は12日付)
  • ニュースタイトル: ポリエステルをほぼ完全にモノマー化する高性能鉄触媒を開発
  • 概要:
     JSTおよび九州大学・東京都立大学らのグループが、ポリエステル廃プラスチックを温和条件でほぼ100%モノマーに戻す高性能鉄触媒を開発。実際のリサイクル工場由来のペットボトルや衣料廃棄物でも高変換率を達成し、ケミカルリサイクルの基盤技術として期待される。科学技術振興機構+2tmu.ac.jp+2
  • 参照URL:
     🔵 https://www.jst.go.jp/pr/announce/20251114/index.html
  • ノーブルテクノラボの視点コメント:
     PETケミカルリサイクル実装の鍵技術候補。

4.

  • 発表日: 2025年11月13日
  • ニュースタイトル: 建設現場廃プラのケミカルリサイクル実証事業に6社が着手
  • 概要:
     鹿島建設、竹中工務店、日本通運、リファインバースG、あおぞら、三菱ケミカルの6社が、建設現場から排出される廃プラスチックを油化・再資源化する実証事業を開始。環境省「プラスチック資源循環に関する先進的社会実装モデル形成支援事業」に採択された。プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES+3竹中工務店+3竹中工務店+3
  • 参照URL:
     🔵 https://www.takenaka.co.jp/news/2025/11/02/
  • ノーブルテクノラボの視点コメント:
     建設系廃プラの油化モデル構築に注目。

5.

  • 発表日: 2025年11月4日
  • ニュースタイトル: ケミカルリサイクル・ジャパン、オフィス発プラの油化実証に参画
  • 概要:
     ケミカルリサイクル・ジャパンは、経産省「資源自律経済確立産官学連携加速化事業」の一環として、大都市圏のオフィスや商業施設から排出される使用済みプラスチックを油化し、ケミカルリサイクル油・燃料油として活用する実証事業に参加すると発表。cr-japan.co.jp
  • 参照URL:
     🔵 https://cr-japan.co.jp/wp-content/uploads/2025/11/20251104プレスリリース_CRJ-1.pdf
  • ノーブルテクノラボの視点コメント:
     都市型オフィス廃プラの油化スキームに実務性。

6.

  • 発表日: 2025年11月4日
  • ニュースタイトル: リンテック、広域自治体の資源循環システム実証事業に参画
  • 概要:
     リンテックは経産省の「広域自治体における資源循環システム構築実証事業」に参画し、大都市圏で再生プラスチックを中心とする再生材の大規模供給体制構築に向けた課題分析・検証を行う。ラベル・粘着材分野でのリサイクル対応も視野に入れる。リンテック
  • 参照URL:
     🔵 https://www.lintec.co.jp/topics/newsrelease/251104_a.html
  • ノーブルテクノラボの視点コメント:
     ラベル系材料のリサイクル設計にも波及可能。

7.

  • 発表日: 2025年11月11日
  • ニュースタイトル: GSアライアンス、廃プラスチックから量子ドットを合成
  • 概要:
     GSアライアンスは、廃プラスチックを原料に炭素量子ドットを合成する技術を開発したと発表。従来から植物由来・生分解性プラスチックやその複合材料も手掛けており、プラスチック廃棄物の高付加価値利用と機能性材料開発の両面で注目される。アットプレス
  • 参照URL:
     🔵 https://www.atpress.ne.jp/news/555962
  • ノーブルテクノラボの視点コメント:
     「廃プラ→高付加価値機能材」の好例。

8.

  • 発表日: 2025年11月1日(時点の更新)
  • ニュースタイトル: JBPA「生分解性プラマーク取得製品リスト」2025年11月1日版を公開
  • 概要:
     日本バイオプラスチック協会(JBPA)は、生分解性プラ識別表示制度に基づくマーク取得製品の一覧を「2025年11月1日現在版」として更新。用途別一覧も整備され、安全性・生分解性基準を満たす製品のラインアップが確認できる。jbpaweb.net
  • 参照URL:
     🔵 https://www.jbpaweb.net/identification/identification-biodegradable/
  • ノーブルテクノラボの視点コメント:
     国内生分解性樹脂の実用例把握に有用。

9.

  • 発表日: 2025年11月13日
  • ニュースタイトル: ヘミセルロース社、川崎国際環境技術展などで非結晶バイオプラ「HEMIX™」展開
  • 概要:
     ヘミセルロース社は、ヘミセルロース由来の非結晶バイオプラスチック「HEMIX™」を用い、川崎国際環境技術展への出展やUNIDO主催ケニア研修などの活動を新着情報として公表。生分解性・透明性などを兼ね備えた新素材としてアピール。ヘミセルロース
  • 参照URL:
     🔵 https://hemicellulose.jp/
  • ノーブルテクノラボの視点コメント:
     セルロース系バイオプラの事業化進展に注目。

10.

  • 発表日: 2025年11月7日
  • ニュースタイトル: 地方都市での資源循環システム構築実証―廃プラ分解油を製造
  • 概要:
     CFPエコなどが参画する実証事業で、地方都市における資源循環システム構築を目的に、回収された廃プラスチックから分解油を製造し、新たな製品への原料として循環させる取り組みが開始されたと発表。CFPグループ
  • 参照URL:
     🔵 https://www.cfp-eco.com/news/11828
  • ノーブルテクノラボの視点コメント:
     地方都市での広域・実務的モデルとして重要。

🌍 海外ニュース(10件)

1.

  • 発表日: 2025年11月11日
  • ニュースタイトル: AvantiumとLogoplaste、バイオベースPEF「releaf®」のキャパシティ予約契約を締結
  • 概要:
     Avantiumは、バイオ由来かつリサイクル可能なPEF(polyethylene furanoate)「releaf®」について、グローバル包装メーカーLogoplasteとキャパシティ予約契約を締結。高バリア・高性能なバイオベース樹脂の商業展開加速が期待される。バイオプラスチックマガジン
  • 参照URL:
     🔵 https://www.bioplasticsmagazine.com/en/ (Latest News内該当記事)
  • ノーブルテクノラボの視点コメント:
     PEF量産化はPET置換の重要マイルストーン。

2.

  • 発表日: 2025年11月7日
  • ニュースタイトル: TripleW、世界初となる“食品廃棄物由来PLAバイオプラスチック”を発表
  • 概要:
     ベルギーのTripleWが、食品廃棄物を原料とした世界初の商業PLAバイオプラスチックをSulzer Chemtechの支援のもとローンチ。食品廃棄物→乳酸→PLAという完全サーキュラーなスキームを掲げる。バイオプラスチックマガジン
  • 参照URL:
     🔵 https://www.bioplasticsmagazine.com/en/ (TripleW記事)
  • ノーブルテクノラボの視点コメント:
     食品ロス起点のPLAはLCA的に要注目。

3.

  • 発表日: 2025年11月10日
  • ニュースタイトル: BrenntagとSynonym、「Better with Bio」でバイオマテリアル市場拡大へ協業
  • 概要:
     化学品ディストリビューターBrenntagとバイオマテリアル生産プラットフォームSynonymが戦略的提携「Better with Bio」を発表。バイオベース樹脂や生分解性ポリマーを含むバイオプロダクトの市場投入を加速する狙い。バイオプラスチックマガジン
  • 参照URL:
     🔵 https://www.bioplasticsmagazine.com/en/ (Brenntag/Synonym記事)
  • ノーブルテクノラボの視点コメント:
     ディストリビューター連携でサプライ網変革へ。

4.

  • 発表日: 2025年11月12日
  • ニュースタイトル: MIT学生、漁業廃棄物から生分解性“プラ様材料”を開発
  • 概要:
     MITの学生Jacqueline Prawira氏が、魚の内臓やウロコなど漁業廃棄物から生分解性プラスチック様材料を創製したとMIT Newsが報じた。海洋プラ問題と漁業廃棄物の両方にアプローチする技術として注目。MITニュース+1
  • 参照URL:
     🔵 https://news.mit.edu/2025/mit-senior-turns-waste-from-fishing-industry-into-biodegradable-plastic-1112
  • ノーブルテクノラボの視点コメント:
     水産系バイオマス利用の好例、日本展開も検討余地。

5.

  • 発表日: 2025年11月4日
  • ニュースタイトル: 「ChitoGreen」プロジェクト、魚廃棄物をエコなバイオプラスチックに
  • 概要:
     インドネシアUNNESの「ChitoGreen」プロジェクトが、魚廃棄物由来のキチン・キトサンを用いた環境配慮型バイオプラスチックの取り組みとしてBioplastics NewsのESG欄で紹介。SDGsに資するアプローチとして評価されている。Bioplastics News
  • 参照URL:
     🔵 https://bioplasticsnews.com/category/esg/ (ChitoGreen記事)
  • ノーブルテクノラボの視点コメント:
     途上国発イニシアチブの技術・人材連携余地あり。

6.

  • 発表日: 2025年11月14日
  • ニュースタイトル: 「BioGlitter Initiative」発足―プラスチック製ラメを生分解性素材に転換
  • 概要:
     Bioplastics Newsは、芸術・化粧品などで使用されるプラスチックグリッター(ラメ)を、生分解性・バイオベース素材に置き換える「BioGlitter Initiative」を紹介。マイクロプラスチック汚染対策として象徴的な取り組み。Bioplastics News
  • 参照URL:
     🔵 https://bioplasticsnews.com/2025/11/14/the-bioglitter-initiative-getting-plastic-glitter-out-of-asd/
  • ノーブルテクノラボの視点コメント:
     “見えない微粒子領域”のニッチ市場として有望。

7.


8.


9.

  • 発表日: 2025年11月14日
  • ニュースタイトル: 「Why biodegradable plastic should be on the menu!」―農業と生分解性プラの関係を論じる寄稿
  • 概要:
     米CT Mirrorに、野菜専門家Shuresh Ghimire氏が生分解性プラスチックマルチなどの農業用途をめぐる経験と課題を綴った寄稿を掲載。適切な設計・使用・廃棄条件の重要性を強調している。CT Mirror
  • 参照URL:
     🔵 https://ctmirror.org/2025/11/14/why-biodegradable-plastic-should-be-on-the-menu/
  • ノーブルテクノラボの視点コメント:
     農業マルチ用途評価の実務的視点として参考。

10.

  • 発表日: 2025年11月15日
  • ニュースタイトル: 中国ハイテクフェア、海水から完全生分解性プラスチックを製造する技術を展示
  • 概要:
     China Dailyは、中国・深圳で開催された第27回中国ハイテクフェアで、天然の海水を原料に完全生分解性プラスチックを製造する革新的技術が披露されたと報道。地元バイオ企業の技術として注目を集めた。China Daily
  • 参照URL:
     🔵 https://www.chinadaily.com.cn/a/202511/15/WS69188223a310d6866eb29b48.html
  • ノーブルテクノラボの視点コメント:
     海水起点の原料コンセプトは話題性・PR効果大。

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